政治家の世襲制について考える
文左衛門です。
年内に衆議院解散・総選挙が行われそうな様子ですが、みなさんは今回の選挙についてどう思われますか?
ワンコの意見ですが、安倍首相が少しでも長く総理大臣をするための作戦なのではと僕は疑っています。
またお腹が痛くなる前に作戦実行みたいな・・・。
飼い主:石原よしのりが選挙に出る時、「地盤・看板(知名度)・かばん(資金)もないのに無謀な。」と多くの方にアドバイスされました。
この3つをしっかり先代から引き継いで選挙に出てくる人たちが世襲議員です。
もちろん安倍首相もちょっと前に世間をにぎわせた小渕優子さんも選挙に圧倒的に有利なこの世襲議員です。
(テニスの錦織選手がシードされて誰とも戦わずに決勝戦に出るぐらいな有利さでしょうか?!)
11月6日発行の東京新聞にこの世襲議員について面白い記事が載っていました。
2年前の衆議院選直後の集計で「親族の国会議員の地盤を継承、もしくは両親、祖父母が国会議員だった人」を世襲議員として数えたら、衆院議員480人中114人もの人たちがそれに該当したとのことです。そのうち自民党は、89人を占めているそうです。
女性の社会進出で人材の多様性を高めようと言っている安倍首相ですが、大臣のポストへの世襲議員の登用数を見ても政界にこそ多様性が必要なのではと僕は思います。
⇖ 最近飼い主石原よしのりが読んでいた本
国民を代表して政治を行うはずの政治家なのになぜ国民のために政治を行わないのか、
なぜ政局ばかりを考えて政治を行うのか国民は疑問に思っていますよね。
そうです。
今選ばれている衆院議員の約4分の1が政治家の家の人たちで、さらに大臣の半分が政治家の家の人だったら、政治が政治家のために行われるものになってしまうのも納得でしょう。
歌舞伎や職人さんなどの家のように小さなころから訓練されたり、精進していての世襲制とは違って、政治家の家のポッと出のお兄ちゃんやお姉ちゃん、時には奥さんまで出てきてしまう政治家の世襲の世界って怖すぎる~~~と思うのは僕だけでしょうか。選び方を間違えると能力もないとんでもない人が政治家になるということです。
(もちろん、世襲議員の中にも能力のある方はいます。)
そこのところを有権者であるみなさんがきちっと判断して投票しないと、日本の政治家はバカばっかりみたいな状況になってしまいます。
どうせ投票しても何も変わらないと思わずに、積極的に政治家を見極めて投票によって自分の意見を表明してください。
いい政治もいい政治家も有権者が作るってのが本当ですから。
是非、一生懸命努力する政治家に政治をさせてください。お願いします。
- 2014年11月15日
- | 世襲議員.解散総選挙