夏は犬の迷子が増えることをご存知でしょうか？
花火や雷、夏休みの外出先のちょっとしたアクシデントで愛犬がいなくなってしまったら、どう対応すればいいのでしょう。
私には関係がないと思っている方も、想定外のことが起こって行方不明になる可能性もあるので、犬がいなくなった時の基本的な対応の仕方を知っておきましょう。

例えば想定外の事例としては、
・客が来て玄関を開けたら、飛び出していってしまった。
・散歩中に急に他の犬に吠えられたり、追いかけられたりして逃走してしまった。
・散歩中に、車のクラクションに驚いて走り出してしまった。
・雷や花火の音に驚いて、思わず家から飛び出していってしまった。
・少しの時間だと思って店の前につないでおいて戻ったら、いなかった。
こんな場合、迷い犬として保護される可能性が高いと思われます。
迷い犬になった時、保護され届けられる先は保健所、警察、市役所などがあります。

市川市内の場合は、どこで保護されても、市川保健所に回され、その後、柏市にある県の動物愛護センターに送られます。
その際、鑑札がある場合は、市に照会があり、飼い主が判明すれば連絡または公示します。
動物愛護センターでは、収容後1週間で殺処分されてしまいます。
もちろん、その間に動物保護団体が引き取り、新たに譲渡先を探す手続きに回る場合もありますが、愛犬がいなくなった時は、一刻も早く手を打った方がいいでしょう。
ケガがをして動物病院に運ばれた場合でも、動物病院は飼い主不明で運び込まれた犬を保健所に連絡することになっています。

いずれにしても、自分の飼っている犬が行方不明になり探していることを保健所や警察、市役所などに届け出てください。
市川市役所の、「ペットが行方不明になったら」のページは、こちら　
千葉県動物愛護センターの「探しましょう」のページは、こちら　
このことを知っておくことで、いざという時に慌てないですむでしょう。
ただ、悪意のある人に盗まれたり、運悪く事故に遭って命を落としたりという事もあるので、くれぐれも自分の犬がいなくならないよう十分に注意することが重要です。

また、出かける時は首輪に名札や鑑札、連絡先をつけておくことも忘れないでください。
マイクロチップという体内に埋め込む認識票もあります。愛護センターには、チップの情報を読みとる器械が設置されていて、どこの子か読み取ってもらうことができます。
以前、愛護センターに話を聞きに行ったとき、首輪に情報が書いてあるのに、犬が人嫌いで情報が読めず、殺処分ということもあったと聞いたので、飼い主以外には懐かない性格の子は、マイクロチップについても一考する価値があるでしょう。

最後に市川市の迷い犬の問い合わせ先の電話番号をまとめてみました。
★保健所（市川健康福祉センター）→　047(377)1103
★市川市役所：環境保全課　→　047(712)6309
★市川警察署：会計課　→　047(370)0110
★行徳警察署：会計課　→　047(397)0110
★千葉県動物愛護センター：東葛飾支所　→　047(191)0050