6月議会報告
市川市議会平成26年6月定例会の報告です。
マンションの乱開発にひとつの歯止め
——- 日影規制強化の請願が採択される ——-
前回のチラシで「えっ、うちの隣にいきなり高層マンションが!」という記事を書きました。近隣他市に比べて規制のゆるい市川では、今、中高層マンションの建設ラッシュです。落ち着いた住宅街に不似合いな高層マンションの出現には、日照、風害、交通安全、地区景観などの問題が心配されます。建築基準法の規制さえ守れば何をしてもいいというわけでもありません。しかし、そこに住民の声がほとんど反映されていないのが実情です。
こんな時、住民として何ができるのか? 地区住民が自分たちのまちをどう作り守っていくのか考え、一つにまとまって声を上げることが重要です。そして、市役所や議会に住民の総意を伝え、市の政策や施策で後押ししてもらうことなどが考えられます。
今議会で私は、真間・市川地区の住民の総意で提出された「日影規制の一部項目*において行政指導を強化することを市川市に求める」請願を市議会で採択させるために奔走しました。結果、多くの議員に理解、協力をしてもらい請願が採択されました。(*日影規制緩和規定のみなし境界線を設定する場合、発散方式を適用しないで閉鎖方式で行うという市の方針)
美しい街並み景観づくりが市長の公約です。この請願をテコに、住民と市が強い思いで協力し、今まで以上に開発業者に街並み景観に配慮するよう求めていきましょう。
●請願と陳情の違い
市民の要望や意見を直接市政に反映させるための手段として、請願書や陳情書を議会に提出することができます。請願は趣旨に同意する議員の紹介が必要で、提出された請願は委員会の審議を経て本会議で採択、不採択を決定されます。陳情は議員の紹介は不要ですが、各議員会派に配布されるだけです。
- 2014年08月2日