アベ政治を許さない
- 安保法案強行採決により可決
安保法案が9月19日参議院で可決、成立しました。
石原よしのりも、地元での街頭活動、反対デモ、そして時々国会前デモにも参加しました。しかし、国民の声は安倍政権には届きませんでした。
この事件は民主主義、立憲主義の破壊として戦後の政治史に大きな汚点を残すことになるでしょう。
問題点は次の3つです。
問題点① 国民の声を無視した強権的な進め方
法案の中身の是非以前に、多くの国民がこの法案に不安を感じ、今、強引に決めるべきではないと考えていました。国会で誠実に議論を尽くし、国民との対話で時間をかけて理解を得る必要があったのではないでしょうか。あれだけ大規模な反対デモが行われても耳を貸さず強硬に成立させたことは、民主主義を軽んじています。
問題点② 憲法違反
憲法学者の9割以上が憲法違反とした法案です。政府は反対意見に対し「憲法を守って国が滅びていいのか」と反論しました。でも時の政権の判断で憲法を無視してどんな政策でもできるとなると、もう法治国家ではありません。どうしても集団的自衛権行使が必要なら、その必要を丁寧に訴え国民に信を問い憲法改正をめざすべきです。
問題点③ 抑止力よりむしろ安全を脅かす
日本が攻撃されていなくても米国の求めに応じ世界中で米軍に協力し武力行使ができるようにすることで日米安保体制が強化され抑止力が増すとの主張ですが、一方で米国を敵視する国や組織を敵に回すことになり日本や日本人の安全が脅かされることになります。また戦争をしない平和国家としての世界からの信頼も失われます。中国、北朝鮮への脅威には、個別の防衛力強化と外交で対応すべきです。
安倍さんは「国民はすぐ忘れる」と高を括っています。次の選挙で是非意思表示を!
- 2015年10月7日